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10年ぶりのTOEIC。結果は980点とこれから…

2月とは思えない春の陽気の日。
門を出て感じる暖かさに、慌ててコートを置きに家に戻る。
余裕を持って出たつもりだったけど、駅に着いた時間は予定よりも遅かった。多分間に合うはずと思いつつ、急足に会場を向かう。

英語の試験を受けたのは学生以来。
TOEICは大学生時代に受けたきりだ。何点だったかも覚えていない。もう10年以上も前の話だから。

目次

どうして、いまTOEICを受けるのか。

試験の結果なんて数字でしかないのは100も承知。結果が良い=英語が使いこなせるとはならない。
でも、自分の現在地を知る一つの手段ではある。
目指す英語力を測るのに、感覚的なものさし数値的なものさしがあった方が的確だ。

  • 洋書を読めて、言葉での表現を味わえるか。
  • ドラマを字幕なしで楽めるか。
  • 英語で、スムーズかつ的確に、考えを表現できるか。

これらは私の「英語ができる」を測る感覚的なものさしだ。

ただ、洋書を楽しめるのか、動画を理解できるか、と問われると「できることもあれば、できないこともある」「簡単なものならできるけど、内容によってはあやふやになる」というのが答え。
自分の母語と比べて、外国語での理解度はどうしても足りない感じがしてしまう。

語学習得は時間がかかるもの。
昔、英語の先生が、言ってくれたことがある。
「最初は分からなくても大丈夫。しばらくすると、いつの間にか階段を上がっていて、振り返ると、今まで聞き取れなかった言葉が理解できていると気づくもの。勉強している最中は自分がどれだけ登れているのかは気づかない。だから、停滞しているように感じても、諦めずに続けてね。」
英語力の伸びは、テンポよく階段を上がっていくものではない。長い踊り場を歩いているような感覚がほとんどで、一段上がった後になったら階下の景色が見える感じなのだろう。

そんな時、数値的なものさしがあれば、自分の今の立ち位置が分かる。何ができて何ができないのかを整理することができる。
いくつか試験があるなかで、値段が他のものより安く、簡単に受けられそうだったのがTOEICだ。

試験に関わる準備は全くしなかった。
素の現在地を知るためだから、特別な準備をして背伸びをしたって仕方ない。
普段の英語ルーティンを続けて、試験日を迎えた。

当日の手応え

2時間も英語の集中力が持つか不安だったが、ゲーム感覚で解けた。
最初がリスニングだったのも良かった。ナレーションに従って、ぽんぽん進んでいくから、そこでテストモードに入っていけた。

リスニングは先に問題を見て、「この質問には、こういうやりとりが来るだろうな」と、予想して聞いていた。ただ、予想とずれた時に「あれっ?」と戸惑って、いくつか聞き落としてしまった。なので、ところどころ自信がない。
リーディングは時間が余ったので、後半は見直しもできて手応えがあった。

これが何点になるのかわからないけど、点数が低かったら嫌だなぁと考えながら帰路についた。

結果と振り返り

TOEIC結果

全体で980点。思った以上に高かった。

Part1: 写真描写問題 100%
Part2: 応答問題 96%
Part3: 会話問題 97%
Part4: 会話問題 97%
リスニングは何問か落としても満点になるらしい。
結果を見ると、Part2~4は100%ではないから、3〜4問くらいミスってる気がする。

リーディング
Part5: 短文穴埋め問題 97%
Part6: 長文穴埋め問題 97%
Part7A: 一つの文書 97%
Part7B: 複数の文書 96%

一方、リーディングは1問でもミスると満点はとれないらしい。
パーセンテージからするとリスニングと同じくらいの正答率だが、リスニングよりも10点低いので顕著に点数に反映されているようだ。

私に足りないものは?

リスニングに関しては、まだ伸びる余地を感じた。
「こういう内容の話だったから、答えはこれ」
「男性スピーカーがこんな発言をしてたから、この答え」
と、理由づけて答えられず、消去法やなんとなくで回答したものがいくつかあった。

聞いた後に、やりとりを再現できるくらいの記憶力(リテンション)があれば、自信を持って答えられそう。

TOEICでは話を聞く前に問題が先に読めるので、答えになる表現が出てきたら回答できる。話の内容を全部理解したり、覚えていなくても点数はとれる。
でも、実生活では、それまでの話を覚えていないと、会話にならない。個人的には、普段から、より難しいことができていて、テストではその一部分が点数として見えるというのが理想だと思う。

そのためにも、聞きなれない音や単語で止まらないように語彙力を磨いておこうと思った。

リーディングは、語彙力と緻密さを磨く必要がありそう。
大体、この文章から、この答えだろうと、自分なりに理由づけて回答したつもりだった。
パートごとに1〜2問違っているということは、どこかの文の意味を捉え違えていたか、ひっかけ問題で間違えたのか、ちょっとしたミスが起きている印象がある。

読書には読書用の練習が必要

TOEICは、ビジネス領域での英語力を測る。それと、文学を味わうのはまた少し別の話。
ビジネスや日常生活で使う語彙と文学に出てくる語彙は違う。
ビジネス英語の処理が、「読む→理解する→行動する」なら、
読書の処理は、「読む→ビジュアライズする→トーンを感じる→言い回しをキャッチする」。

言葉のニュアンスを楽しむのは、もう少し練習が必要だなと思った。
文章や表現からネイティブの人が受け取る印象を、できるだけ近く感じ取れるようになりたい。

それは、これまで通り、たくさんの英語に触れて、幅広い表現を知ったり、言葉の意味を深くの繰り返しなのかも。

自分の中で「できる」実感が育つのを待ちながら、どこかで定期的に、自分の英語力を数値的にチェックしたい。

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